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子どもが学校を中退した時に親ができる3つのこと

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校風が合わなかったり、そもそも勉強に興味が持てなかったり、などの理由で、子どもが中退することになった。そんなとき、親はなにをすれば良いのでしょうか?「子どもが中退したばかりで、今は行動を起こす気力がない……」「子どもが中退したときにできることはなにもない。今は信じて見守るだけ」「今は子どもがショックを受けているし、そっとしておいてあげたい」そんな声も多いでしょうが、そんなときだからこそ、親にできることがあります。

中退したときは、親から道筋を示してあげよう

子どもが中退したときにもっともしてはいけないのが、「親からはなにもしないこと」です。中退したてのときの、子どもの精神状態を想像してみてください。多かれ少なかれショックを受けているでしょうし、ネガティブな考えが頭を埋め尽くしているかもしれません。その状態で放置するのはけっして良いことではないはずです。「子どもを信じてなにもしない」のではなく、「子どもを信じて道筋を示してあげる」ことが大切です。

子どもと対話すること

まず親がしなければならないのが、子どもと話をすることです。「そんなのは当然でしょ!」「ふだんから話しているし……」と思うかもしれませんが、ここで話すことは、子どもの内面のリサーチです。

◆STEP1:子どもの能力・特技・嗜好などを聞き出す(情報収集→整理)

あなたは子どもについてどれだけ知っていますか? 子どもが最も誇らしく思っていることは? 自慢にしていることは? 誰にも負けないと自信を持っていることは? 最も大切にしているモノは? 尊敬している人は? 好きな教科とその理由は? 進路と就職について子どもはどんな考えを持っていますか? 子どもが持っている将来の夢は? その夢を実現するためのプランを子ども自身が持っていますか?

ここで知りたいのは、子どもの能力・特技・嗜好です。「将来につながりそうな要素」「子どもが自発的に学んでくれる要素」「(良い意味で)子どもが執着している要素」を探してください。そして、対話を通じて子どもの頭の中を具体化し、紙に明文化してください。聞き出すだけでなく、情報を整理することが大事です。

◆STEP2:子どもの進路を考える(展望)

子どもの能力・特技・嗜好を紙に書き出して整理したら、それらをもとに、子どもに将来への展望を提案してみてください。たとえば、「あなたはイラストを描くのが好きだから、イラストレーターを目指してみるのはどう?」「ゲームプログラマーに興味があるなら、プログラミングの勉強をしてみたらどう?」と、子どもに将来の道筋を与えてみてください。そこから高卒認定試験などの提案をしてもいいですが、専門校へと通わせるのもひとつの手です。
世の中には、親の世代では考えられなかったような分野の専門校もあります。専門校では、一般の学校では実現不可能な「子どもの能力・特技・嗜好を伸ばし、その道のプロとして食べていく」ためのノウハウがあります。一般的な学校に抵抗を抱いている子どもでも、専門校なら集中して学ぶことができますよ。

子どもを知ることが第一歩、専門校も視野に入れて

子どもとの対話は時間をかけてじっくり行ってください。情報収集→整理→展望を理路整然と行うことで、子どもとの信頼関係も生まれますし、親の発言の説得力・提案力が増していきます。もし子どもを専門校に通わせるのであれば、子どもに対し、「あなたが好きなこと・得意なことを武器にしてお金を稼いでいるプロがいる」「そのプロになるための技術や知識を教えている学校がある」ということをしっかりと教えてあげましょう。

冒頭に書いたように、子どもの中退直後の精神状態は不安定です。対話を通じて子どもに道を示し、信頼関係を構築しながら、親子でしっかりと将来を見据えていきましょう!

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