やる気を育てる20のメソッドとは
ヒューマンキャンパス高校のAI大学進学コースでは、脳研究の第一人者、東京大学 池谷裕二教授に脳科学見地に基づく学びのアドバイザーとして就任していただきました。池谷教授監修のもと、開発した脳科学・教育心理学に基づく学びのメソッドは、「自ら学べる力とやる気」を身につけ、効率よく志望校合格を目指すことができるヒューマンキャンパス高校オリジナル勉強法で、学び・記憶・学習法・生活リズム等、効果的な学びを実現します。(2019年4月より導入開始)
1 「Go!Firstの法則」
やりはじめないと、やる気は出ません。
やっているうちに集中力が高まって気分が乗ってきます。
やる気がでるのを待って立ち止まるのではなく、やりはじめてみるのが良い方法です。
ヒューマンキャンパスのやる気-1
- 自分で決めた時間にやってみよう。
- 友達をまきこんで、一緒に取り組んでみよう。
- 気が乗らないときも登校しよう。
- 教科書開く、アプリ起動する、ノート開く…ルーチン化してみよう。
2 「BERIの法則」
やる気スイッチには種類があります。
スイッチB(Body) カラダを動かす
スイッチE(Experience) いつもと違うことをする
スイッチR(Reward) ごほうびを与える
スイッチI(Ideomotor) あこがれの人になりきる
ヒューマンキャンパスのやる気-2
- ストレッチ、膝の屈伸、手を強く握りしめる等カラダを動かそう。
- いつも違う音楽、通学路、ランチ、お店等でマンネリを解消しよう。
- 映画、ゲーム、デザート、ライブ等、自分へのご褒美を設定しよう。
- あこがれの人や志望校に合格した自分になりきってみよう。
3 「ポジティブワードの法則」
頑張れ!の効果は絶大です。
「がんばれ!」「いいね!」「ナイス!」等のポジティブな言葉を一瞬目にするだけで握力は倍増!反射神経まで増強した実験結果も。
ポジティブな言葉を目にし、口にし、耳にして能力をアップしよう。
ヒューマンキャンパスのやる気-3
- ポジティブな言葉で表現しよう。
- ポジティブな言葉を周囲の人に声がけしよう。
- ポジティブな言葉を素直に受け取ろう。
- 目標や計画には前向きな言葉を添えよう。
4 「魔法の声掛けの法則」
ほめられることは、認めてもらっているということ。
認められることで、安心感が得られます。
先生、友達、家族、ほめてくれる人は大事な存在です。
あなたも、ほめてあげられる人でいられるように。
ヒューマンキャンパスのやる気-4
- 自分の目標をほめてくれる人と共有しよう。
- 小さなステップの成功を伝えよう。
- ほめられたときの気持ちを大事にしよう。
- 周囲の小さな成功を「ほめる人」になろう。
5 「マンネリ転化の法則」
脳は途中でマンネリ化させて、あきるように仕向けてきます。
自分が悪いせいではありません。
続かないのが当たり前、とわかっていたら動揺しません。
みんながぶつかる壁として乗り越えよう。
ヒューマンキャンパスのやる気-5
- 続かない自分をダメだと考えない。
- 次の段階への成長の途中、「踊り場」だと考えよう。
- 誰もがあたる壁に、今は自分の番だと受け入れよう。
- 壁の向こうの素敵な将来をイメージしよう。
1 「ミライへのコトバ思考法」
脳は、決めつけたり、安定化しようとします。
自分が言ったことに対しても、そうなろうとします。
いいことを言うとその通りになる。悪いことを言ってもその通りになる。
未来に対しては素敵なイメージを思い描いたほうがいいでしょう。
ヒューマンキャンパスの思考法-1
- なりたい自分をイメージしよう。
- イメージした姿を言葉にしてみよう。
- そのイメージを文字にしてみよう。
- そのイメージを誰かに伝えよう。
2 「限界突破思考法」
「できないかもしれない」と心配するストッパーをはずさないことには、無意識のうちに能力にブレーキをかけてしまいます。
一見「無理だ」と思えることでも、ブレーキをかけずににやり続けていると、能力は飛躍的に向上します。
ヒューマンキャンパスの思考法-2
- できないのではと心配をしない。
- 「ネガティブ」な言葉を口にしない。
- 自分を信じてやり続ける。
- 見栄を張って「できる!」と言葉にする。
3 「消去法的思考法」
ミスをしたほうが記憶の定着率が高くなるというデータがあります。
脳は「ミスをした方向に進まない」ように道を選択します。
間違えることは、脳にとっては飛躍のチャンスです。
だから、失敗や失恋が人をかしこくするのです。
ヒューマンキャンパスの思考法-3
- テストに失敗しても、めげずに学習しよう。
- 間違えても、繰り返しチャレンジしよう。
- 失敗しても後悔ではなく、反省しよう。
- 前向きに、反省を活かして繰り返しチャレンジしよう。
4 「バルコニー思考法」
悩みを自分のものとして考えると、悩みの本質を見失ってしまいます。
悩みの解決には、手放すものと獲得するものの選別が必要です。
他人の悩みだと思うと、「悩みの芯」を見ることができます。
客観的に「悩み」を捉え、その本質を見てみよう。
ヒューマンキャンパスの思考法-4
- 悩みは他人の悩みのように、客観的にとらえよう。
- 悩みの本質を見て、その解決を考えよう。
- 一番解決したい「悩みの芯」を見つけよう。
- 悩みを誰かに話すように、悩みを整理してみよう。
5 「あいまい思考法」
わからなくても、やったことは必ず成果となります。
取り組んだことや考えたことが成長につながります。
わからない理由を見つけて、クリアすることが大事です。
クリアできたときには、その取り組みが他にも応用できます。
ヒューマンキャンパスの思考法-5
- 最初はわからなくても当たり前と考えよう。
- 正解でなくても取り組んだことを次への一歩と考えよう。
- わからない理由を見つけよう。AI教材も有効です。
- クリアできたときの取り組みを、忘れずに応用しよう。
1 「大局的学習法」
何かを修得するには、まず最初に大局を理解することが大事です。
細部だけの理解の浅い知識は、脳の記憶からすぐに排除されます。
大局を理解したうえで、細部を理解しよう。
理解が深い知識は記憶に残りやすくなります。
ヒューマンキャンパスの学習法-1
- ゴールまでの長期の計画をたてて、日々の学習に取り組もう。
- すぐ例題を解くのではなく、単元のねらいや重要ポイントを理解しよう。
- 公式は丸覚えではなく、根拠や関連することと合わせて理解しよう。
- 大きな歴史の流れからその時代、地球全体からその地域を見てみよう。
2 「スモールステップ法」
基礎からレベルアップするのが近道。 急がば回れです。
しっかりとした手順を踏むことが効率的な学習につながります。
基礎を身につけてから少しずつ難易度を上げることが基本です。
自分の現時点での学力を冷静に客観的に見極めることが大事です。
ヒューマンキャンパスの学習法-2
- 基礎から応用、発展と、基礎から順に身に着けよう。
- 小中学校段階をしっかり理解して、高校の学びをスピードアップしよう。
- わからない単元はそのままにせず、1つひとつクリアしよう。
- 志望校の過去問を見てもあせらずに、基本からコツコツと。
3 「外発的動機学習法」
脳は達成感を快楽として蓄えます
人生においてやりかけのことだけが募ってくると、達成感は生まれてきません。
小さい目標を設定して、ひとつずつ解決していこう。
ヒューマンキャンパスの学習法-3
- 今日の小さな目標を設定しよう。
- その目標に向かって基本から学習しよう。
- 例題、基本問題、応用問題とひとつずつクリアしよう。
- 今日の成果を振り返り、できた自分を褒めよう。
4 「学習転移法」
ある分野の理解の仕方を覚えると、他の分野の理解の仕方が上達します。ひとつのことの理解に加え、応用する力がつきます。
法則性や共通点を見つけ出して、より速く、より深く理解できるようになります。
ヒューマンキャンパスの学習法-4
- 好きな1科目を最初に得意科目にしよう。
- 得意科目にするには、1つの単元を確実に理解しよう。
- 1つの単元の理解の仕方をその他の単元の理解に応用しよう。
- 得意科目ができたら、その他の科目の学びに応用しよう。
5 「感動的学習法」
脳一日の効果的な勉強スケジュールがあります。
空腹/満腹、就寝/起床、それぞれに適した学習が効果的です。
食事の直前、就寝の直前は勉強に最適な時間です。
食事後の満腹時は勉強ではなく、読書や趣味に当てるのもいいでしょう。
ヒューマンキャンパスの学習法-5
- 睡眠前は記憶を要する地理歴史や英単語等の学習が効果的。
- 午前中は論理力や思考力を要する数学、国語、物理・化学等が効果的。
- 起床直後は暗記ではなく、計算や演習が適しています。
- 午後の眠くなる時間は、短時間の昼寝も有効です。
1 「脳効果的記憶法」
「経験記憶」は「知識記憶」よりも思い出しやすい記憶です。
物事を関連付けて「精緻化」すると思い出しやすくなります。
五感を活用することで、記憶力が向上します。
勉強と成績には「累乗」の関係があり、あるときから一気に伸びます。
ヒューマンキャンパスの記憶法-1
- その用語だけでなく、例文や関係する出来事などをあわせて覚えよう。
- 語呂合わせやその時代背景・場面などを想像して覚えよう。
- 覚えたいことは人に説明してみよう。
- 勉強の成果を信じて、粘り強く継続しよう。
2 「LTP復習法」
忘れたと思った記憶も、ちゃんと脳には残っています。
繰り返すことで神経細胞の結びつきが強化され、無意識の記憶が暗記を助けてくれます。潜在的な記憶の保存期間=1ヶ月の内に復習することが大切です。
※LTP(long-term ptentiation:長期増強)・・・脳の神経細胞に繰り返し刺激を与えることで、神経細胞同士の結びつきが強くなり、その後長期的に活性化される作用のことで、このLTPによって記憶は作られていきます。
ヒューマンキャンパスの記憶法-2
- 繰り返すことで記憶は高まる。予習よりも復習を大切にしよう。
- 復習は同じものの繰り返しで効果大。参考書はいろいろ変えないで。
- 1日で一気に詰め込まず、可能な範囲を無理なく覚えよう。
- 学習の翌日、1週間後、3週間後、さらにその1か月後に復習しよう。
3 「シータ波・扁桃体復習法」
復習することが記憶のメカニズムを活性化します。
シータ波がでている状態は、少ない回数の復習で効果がでます。
歩く、移動する、好奇心を持つ等でシータ波が出やすくなります。
喜怒哀楽の感情は記憶を促進させます。
ヒューマンキャンパスの記憶法-3
- 復習こそが記憶の源です。日々の復習を大事に。
- 丸覚えでなく好奇心を持って学習しよう。
- 歩くことでシータ波がでます。じっとしてないで動いてみよう。
- 感動や好奇心そして喜怒哀楽。感性を大事に学習しよう。
4 「危機的記憶法」
生命の危機は、脳をはたらかせます。
空腹感や寒さを感じたとき、歩いているときに学習効率が高まります。
満腹感や暖かすぎる室温での学習はおすすめできません。
動物の長い進化の過程で培われた性質を活用しましょう。
ヒューマンキャンパスの記憶法-4
- 空腹時は勉強のチャンス。効果的に勉強しよう。
- 室温は低めに、頭寒足熱が原則です。
- 歩きながらの暗記は効果的です。でも一般道路では気をつけて。
- 交通機関で移動しながらの勉強も効果的です。時間を有効活用しよう。
5 「再生記憶法」
睡眠により記憶が整理されます。
眠っているあいだに、脳は起きていたときの出来事をあれこれつなぎ合わせて、新しい組み合わせをつくり出します。
睡眠は整理整頓できた情報をしっかり記憶するプロセスなのです。
ヒューマンキャンパスの記憶法-5
- 記憶の整理に不可欠な睡眠、6時間を確保しましょう。
- 睡眠前のスマートフォンやゲームは控えましょう。
- 眠れないときも焦らず、静かに目を閉じているだけでも大丈夫です。
- 昼寝も同じように有効です。30分程度の昼寝がいいでしょう。