秋葉原

秋葉原学習センターの村田です。

木曜日はみなさんお楽しみ、進路や勉強方法の情報を発信する「タクトーーク」です。

第２３回目は、「経済学と経営学と商学の違い」です。

みなさん、経済学と経営学と商学の違いはわかりますか？！
学科名としては経営学科でも商学的な内容を扱っていたり、商学科となっていても経営学的な内容を扱っていたりするため、余計にややこしくなっています。単に名前が違うだけということも多いです。

そこで今回は、学問分野としての経済学と経営学と商学の違いについてまとめてみました。



＜経済学ついて＞
一言で言うと、「社会全体の仕組みを客観的にとらえる」学問です。

経済社会の全体の仕組みや活動を対象に学びます。日本と世界の様々な経済現象を関連づけてとらえながら、経済社会の現状、歴史的な生成および発展の法則を解明し、グローバル化した現代が直面する問題を発見して、その解決策や是正策を考えます。大学で学ぶ科目としては、「日本経済論」、「経済政策」、「財政学」や「国際経済論」などが考えられます。


＜経営学ついて＞
一言で言うと、「組織のマネジメントを理論的・実践的に学ぶ」学問です。

人々が集まって一緒に仕事をする組織を対象に学びます。ヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源を活用し、新しい製品・サービスやビジネスを創造したり、人々や組織をマネジメントしたりして、組織が持続的に発展するための経営戦略のあり方を考えます。大学で学ぶ科目としては、「ビジネスデザイン基礎演習」、「経営管理論」、「経営戦略論」などが考えられます。



＜商学ついて＞
一言で言うと、「企業・家計を取り巻く市場環境や制度を対象とする」学問です。

商品・サービスやお金の流れを対象に学びます。商品の流れを流通システムやマーケティングとして、お金の流れを金融としてとらえ、取引の仕組みを解明し、そのあり方を提案します。特にお金の面から企業活動の全体像を明らかにするのが会計学です。大学で学ぶ科目としては、「マーケティング」、「金融サービス」、「貿易実務」、「財務会計論」などが考えられます。



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