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学校生活
【福山】「ヤバい」と「ウザい」
みなさんこんにちは!
いや〜、今日の朝はほんとヤバかったですね!朝自転車で学校に向かう途中、交差点で超ヤバい軽自動車がウザいくらい飛び出してきたんですよ!なんで自分もヤバいと思ってウザい軽自動車ギリでよけたんですね。そしたら運転手も超ヤバい顔でこっちを睨んできまして。自分としては、それはないでしょと思ったんですが向こうはアリっぽくね?みたいな感じの態度だったのが超ウザかったんです。
みなさんどう思います?
今日のホームルームは「コミュニケーションの落とし穴」についての授業です。
どうですか、冒頭の私の雑談、相当ヤバいですよね(笑
あえて多用した「ヤバい」と「ウザい」についてみんなで考えてみました。
そのきっかけは、私が日曜日に一人ファミレスに行ってPCで資料作りをしていたときでした。お昼時になり、18歳くらいの男子4人が私の前のテーブルに座りました。4人が注文した料理が来て、こんな会話が始まりました。
「このカツ丼超ヤバくね?」「うわマジ超ヤベェ」「んうま!ヤベェ」「ヤベェなこれ」
(全然意味がわからんwwwwwなんだこのコミュニケーションは?w)
あまりの面白さに私は資料作りそっちのけで聞き耳を立てました。
「っつーか、この飯アリっぽくね?」
(それはあるのかないのか、もはや意味も存在もわからんw)
「うぜ〜あいつまだ既読じゃね〜」
(そりゃスルーされるわなw)
こんなコミュニケーションが終始続いていました。ツッコミどころ満載だったんです。
どうですかこのコミュニケーション。めちゃくちゃおもしろかったんですが、結局の所何もわかりあってないように見えたんですよね。
ただお互いわかったことにはしてるんだなと感じました。
今若者が多用しているこれらの言葉は、意味の範囲が広いがゆえ共感を得やすいから使いやすいんだと思います。
ただ、こんな言葉ばかり多用していると、本当に伝えたいニュアンスが伝わらないと思いませんか?と問いました。
例えば「このカツ丼超ヤベェ」が、このカツの衣のサクサク感と卵のとろりとした食感が口の中で絶妙なハーモニー!とするならば、これらには多くの「言葉」があります。残念ながら言葉は使わないと中々身につきません。いざ面接の時、社会に出て会議で意見を求められた時、プレゼンする時、言葉のバリエーションが少ないと伝わりにくい、聞く方も分かりにくいですよね。
言葉を増やすには本を読むのが一番いいです。斜め読みでもいいんです。
良いコミュニケーションは言葉の数を増やし、それを使うことです。難しい言葉はいりません。バリエーションを増やすことです。
みなさんも「ヤバい」と「ウザい」の多用には気をつけましょう