大宮

【大宮】薬剤師について進路情報まとめ

第37回目


「薬剤師について進路情報まとめ」


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こんにちは。進路進学アドバイザーの松田です。


薬剤師は生徒にとても人気がある仕事の一つです!


とはいえ進路相談をしていると、十分な進路情報を踏まえて、キャリアプランを考えることができていない生徒が多いです。


そこで今日は、皆さんの進路選択の参考になるように、薬剤師に関する情報をまとめてみました。




【業務内容】

・処方せんに基づいた薬剤の調剤と患者さんへの服薬指導

・薬の飲み合わせや重複、またきちんと服薬できているかどうかなどといったことを管理し、患者さんに正しい情報を伝える

・医師、看護師、栄養士などとチームを組み、チーム医療を行う病院が増えてきており、しっかりと役割分担がなされて患者さんの治療に当たる

・MRは、製薬会社の営業職のことを意味し、病院などに対して自社製品の薬の情報提供をする仕事

・中央省庁では、医薬品の新規承認や劇薬・毒物・化学物質などに対する安全管理、野菜などへの残留農薬や添加物の検査など、直接医療現場で使用される医薬品関連する業務に加え、公衆衛生に関連する薬事行政業務に携わる

・役所で勤務する薬剤師の仕事は、保健所の薬剤師と同じく施設や店舗への立ち入り検査がおもな業務



【勤務先の種類】

・薬剤師のおもな就職先には、薬局や病院の薬剤部、製薬会社

・製薬会社では、一般的な薬剤師として勤務する以外に、MRや研究職として入職するなどさまざまな資格の生かし方がある

・公務員として国の研究機関や薬の認可を行う厚生労働省などで仕事をする薬剤師もいる



【必要なスキル】

・医薬品を扱う仕事のため、知識や向上心に加え、人としての誠実さも求められる

・勤務先によっては接客スキルなども求められる

・患者さんに寄り添い、不安や疑問を取り除いてあげられるスキル



【市場動向】

・少子高齢化社会が進行していること、またアレルギーなどの慢性疾患をもつ人が増加しているなどのこともあって、医療市場は全体的に拡大の一途をたどり、薬剤師のニーズは増している

・薬剤師を養成する大学が増え、資格所有者が増加しているため、これから薬剤師の競争は激しくなっていく



【コロナによる影響】

・新型コロナウイルス感染拡大に伴い、患者が受診を控えたため、調剤薬局事業の売上高は前年比より大幅に下がっている企業が散見されている

・業界全体の動向として求人件数が減少傾向にある



【AI・ロボット化による影響】

・受付業務は、スマホを利用した受付や対人ロボットの導入など、すでにIT化が進んでいる

・薬剤のピッキングもロボット化が進んでおり、これらのシステムは今後一層の普及が見込まれる

・患者さんがなんでも正直に話してくれたり、自分のアドバイスにしっかり耳を傾け、正しい服薬を心がけてくれるようになることは、どんなに優れたAIにも真似ができない



【将来性】

・スポーツ分野におけるドーピングの知識を持った薬剤師「スポーツファーマシスト」に注目が集まるなど、今後新たにニーズが高まる分野や領域が出てくる可能性が考えられる

・近年では化粧品会社やバイオ会社でも薬剤師の需要が増し、薬剤師の勤務先は多岐にわたる

・今後インターネットを使った薬の販売がさらに主流となれば、そのぶん薬剤師が求められる場も減少することが見込まれる



【今後求められるスキル】

・遠隔コミュニケーションツールを使ってリモートに対応できる知識と柔軟な姿勢

・医薬品についての専門知識や技能だけでなく、患者さんの気持ちになって受け答えができる柔軟なコミュニケーション能力

・医師や看護師とも円滑にコミュニケーションが取れるバランス感覚



【なる方法】

・大学の薬学部か薬科大学で6年間の薬剤師養成課程を修了後与えられる薬剤師国家試験受験資格をもって、薬剤師国家試験に合格することが条件

・大学では「有機化学」や「生物化学」「薬剤学」「疫病学」などの授業から調剤薬局での実習まで、薬学に関する幅広い知識や技術を身につける

・私立大学では、平均で学費が卒業までに約1,240万円かかる



【資格について】

・薬剤師国家試験は年1回実施され、「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「法規・制度・倫理」など薬学に関する幅広い分野から出題される

・合格率は、例年平均で70%~90%ほど

・6年生のうちに就職活動をするが、3月の国家試験に合格することができないと内定を取り消されてしまうことがある



【キャリアアップ】

・認定薬剤師に認定されると、他の医療従事者や患者様からの信頼を高め、常に時代に即した薬学的ケアが行える薬剤師であることを示せる

・管理薬剤師として、店舗や薬局などでの薬剤を管理し、さらにすべての業務や従業員の管理・指導を行う



【やりがい】

・患者さんに対して、わかりやすい説明ができて「あなたに聞いてよかった」と声をかけてもらえたときにも、やりがいを感じられる

・病院薬剤師は、医師や看護師と一緒にひとつのチームとして医療に携われることや、患者さんに薬が効いているかどうかを自分の目で確かめられる点でやりがいを感じる人が多い



【大変なこと】

・説明がうまく伝わらなくて、薬を飲み間違えてしまったり、服薬し損ねてしまったら、副作用が出て大変なことになる

・環境によっては単調な作業の繰り返しなので、根気がないとやりがいを見いだせなくなる



【雇用形態】

・調剤薬局やドラッグストア、病院、製薬会社など、多くの就業先が正社員での薬剤師の求人を出している

・結婚や育児でフルタイムでは働けないものの、資格を生かして働き続けたいと考える人たちがアルバイトとして活躍している



【労働環境】

・調剤薬局では完全週休2日制や月に8~9日の休みを基本とする薬局が多い

・大手の調剤薬局や病院では、年次有給休暇や慶弔休暇などの特別休暇はきちんと設定されている



【年収】

・平均年収はおよそ500万円~600万円

・経験を積んだり、役職についたりすることで年収600万円以上を得るのも難しくない

・アルバイト・パートなど時給制で働く人の給与水準も、他の職種と比べて高め

・アルバイトの薬剤師となった場合、労働時間は1日数時間からOKで、時給2500円ほどになることは珍しくない



【離職率】

・15.5%

・転職しやすい職業であるため、離職率は低くない



【産休・育休の取りやすさ】

・育児休業や育児短時間勤務制度などの働くお母さんを支援する制度が整っている

・社員やスタッフ間でフォローやサポートをし合って勤務できる体制づくりを進めている企業であれば、子育てや介護、家事などと仕事を両立させやすい

・薬剤師免許があれば、環境変化に合わせて転職や再就職をすることは難しくない




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